阪神淡路大震災[写真調べ学習]プロジェクトの中高生、大学生の活動(公式サイトはhttp://home.kobe-u.com/sinsai/)と、防災副読本『語り継ぎたい。命の尊さ~阪神淡路大震災ノート』(学びリンク刊)関連の動きをお伝えします。
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【写真11】西尾荘の焼け跡 焼け残った看板…ここで何が起きたのか:「中村君はまだ中にいる」/僕たちの阪神大震災ノート
【写真11】神戸大生3人が亡くなった西尾荘の焼け跡(1995年3月18日  神戸市灘区六甲町で 神戸大学ニュースネット委員会)
写真はここをクリック↓

http://home.kobe-u.com/sinsai/images/photo17_theme.jpg

photo17_theme.jpg

ここで何が起きたのか

写真の中の自転車や看板が目にとまりました。
震災が起きたとき、どんなことが
この現場で起こったのか。
亡くなった学生たちは
どんな学生生活をしていたのか。
関西学生報道連盟チームが
取材することにしました。

photo17_team.jpg

なぜか焼け残っていた看板

撮影したのは、
ニュースネット委員会OBの住田功一さんです。
ここで亡くなった神戸大生は、
経営学部3年・中村公治さん(当時21)、
工学部3年・坂本竜一さん(同22)、
同・鈴木伸弘さん(同22)の3人。
いずれも、2棟あったうちの
北棟の1階に住んでいました。

「中村君はまだ中にいる」

中村公治さんの同じサークルの友人、
井口克己さん(当時 経営学部3年)の、
震災1年後の手記が、
学内紙『神戸大学NEWS NET』に掲載されています。

 午前8時頃、
 友人の中村公治さんの下宿、西尾荘に行った。 
 もうどこかに逃げ出したと思ったんですが、
 大家さんが、「中村君はまだ中にいる」
 と言ったので、あわてて向かいました。
 そこで見たのは、
 手だけが出ている、中村の姿でした。

 そこに、年輩のおじさんがシャベルを持って現れ、
 手際よく作業を進めたんです。
 この時、僕は、
 「よかった中村を助けられる」と喜びました。
 ノコギリをつかって梁などを切り除き、
 ほぼなくなろうとしているとき、
 外から「火のまわりが早い。早く出てこい」
 という声がした。
 確かに火は迫っているけど、
 もう引っ張りだせると思いました。
 でも、僕のスキー板が邪魔して動かないんです。 

「出れるのかなあ」と言っていた中村

井口克己さんは、新聞社勤務の後、
現在はIT関連会社に勤めています。
あらためてお話を聞きました。

photo17_syuzai2.jpg

 「出れるのかなあ」、「あとちょっとだよ」と、
 声を掛け合った。
 埋まってるだけで出てくる、と思っていた。

 20、30分くらいして、
 気づいたときには火が来たんですね。

 どうにもならなくなり、
 自分も立ち去った。
 立ち去ったと同時に崩れ落ちる音がした。
《取材日 2009年9月24日電話取材、
 2010年2月6日横浜緑ヶ丘高校が写真取材》

はよ逃げてーって叫んだの

西尾荘の建っていた場所は、
区画整理ですっかり様子が変わっていました。
西尾荘と露地1本隔てて東隣に住んでいた、
竹田良子さん(78=仮名=)にお話を伺いました。

photo17_ syuzai4

 (西尾荘のところでは救助のため)
 神戸大生が走りまわっていてね、
 偉いなー思った。
 火の粉が舞う中、(神戸大生らは)
 「のこぎりーのこぎりー」いうてたの。
 そこであたしは「はよ逃げてー」って叫んでいたの。
《取材日 2009年4月5日》

町内で全焼60棟、死者26人

六甲町2丁目だけで、60棟が全焼。
犠牲者は26人にのぼりました
(朝日新聞2004年1月6日付)。
六甲町2丁目の「まちづくり協議会」の
会長四茂野尚樹さんは、
区画整理などによって
学生らが住んでいたアパートは
ほとんどが姿を消した、といいます。
《取材日 2009年5月21日》

photo17_ syuzai3

時は止まったまま

震災15年の2010年1月17日。
慰霊碑を訪れた
中村公治さん(当時21)の母・房江さん、
鈴木伸弘さん(当時22)の母・綾子さん、
坂本竜一さん(当時22)の父・秀夫さん、
3人のご遺族に伺いました。
《取材日 2010年1月17日 神戸大ニュースネット》

もっと詳しいリポートは…
公式サイト
http://home.kobe-u.com/sinsai/photo17.html
をご覧ください。
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